会社の同僚や部下、上司など、日常的に接点が多いことから関係が生まれやすい「社内恋愛」
今回、記事の執筆を担当させて頂く筆者も過去に経験がある社内恋愛には、他のスタッフには秘密のまま、二人だけの関係を築くというスリリングさ、接触する時間の長さから生まれる濃密さ、二人だけになったときの解放感と刺激など、社内恋愛でしか味わえない醍醐味がある一方で、その負の面ともう言うべきデメリットも存在します。
そこで、今回は社内恋愛はやめた方がいい?と題して社内恋愛のデメリットについて、筆者自身の経験なども交えながら説明していきたいと思います。
社内恋愛がバレると・・同僚などから冷やかしに遭う
社内恋愛は当事者である二人が徹底的にバレないように振る舞わなければ隠し通すことができず、ほとんどのケースでばれてしまうことがほとんどです。
そして、バレてしまったときに周囲の人が”理解ある”人ばかりであればいいのですが、残念ながら、社会はそんなに甘くない・・・というのが実情です。
実際、筆者が社内恋愛をしているとき、絶対ばれないようにしようと二人で頑張っていたものの・・・カンの鋭いスタッフに疑われて、その後、同僚全員にバレてしまい、冷やかしに遭うということになってしまいました・・・。
「陰で”こそこそ”社内恋愛してたの?」
「へぇ~こんな近いところでねぇ・・・」
社内の同僚から、こんな風な言葉を”含み”たっぷりに掛けられるのは、気持ちのいいものではありませんよね。
社内恋愛が明るみに・・ひがみに遭う
社内恋愛がバレて冷やかしで済むのは、まだ”マシ”な方かもしれません。
これは先ほどとは別の会社での出来事ですが、当時、筆者の部下だった女性が他の部署の男性と、ひそかに社内恋愛をしていたことが明らかになったことがあったときは、相手が会社の中でも女性人気の高い男性だったということもあり、周囲の女性の”ひがみ”から散々な目に遭っていました。
まるでドラマや小説のような話ですが、社内恋愛が発覚してからは、明らかに一部の同僚女性の態度が変わり、それまで仲良く行っていたランチも一緒に行かなくなったり、また、仕事などでもギクシャクするようになっていきました。
特に、目に余るようなひどいケースでは、部下の女性の同期や関係の良くない人から”妨害”とも取れるようなことすら、ありました。
そして、最終的には、その”ひがみ”に耐え切れず、筆者の部下の女性は転職することになってしまいました・・・。
社内恋愛が原因で悪口や陰口を言われる
最近ではあまり聞かなくなりましたが、昔は割と耳にすることも多かった社内恋愛を禁止している会社。
また、社内恋愛を禁止とまではしていなくとも、社内恋愛を慎むように社員に促しているという会社は少なくありません。
そもそも会社は仕事をするための場所であることを考えれば、ある意味、当然と言えば当然なのですが・・。
そして、そうした会社の方針に対して厳格に従って勤務している人からすると、社内恋愛をしているカップルは、悪口や陰口の格好の餌食です。
「職場を何だと思っているの?」
「社内恋愛?そんなことする暇があるなら、もっと業績に貢献してよね!」
なんていう類の言葉を耳にしたことは、一度や二度どころではありません。
真面目に勤務している人からすれば、そんな風に文句や悪口の一つも言いたくなるという気持ちも分かるだけに、余計に辛くなります・・・。
社内恋愛は公私混同?罪悪感にさいなまれる
先ほど、「職場は仕事をする場所」という観点から社内恋愛をしていることに対して、他人から否定的な見方をされることがあるという話をしましたが、これに苦しむのは他人からだけではありません。
実際に、社内恋愛をしばらく続けていくと誰もが経験することかもしれませんが、
「これって、もしかして公私混同じゃないの?」
という罪悪感を”自分自身”で感じるようになってくるのです。
よほど、自分に厳しい人でない限り、社内恋愛をしていて、職場は職場、プライベートはプライベートという風に感情をきっちり切り分けることは至難の業です。
社内恋愛をするということは、そうした罪悪感を抱える可能性があるということは覚えておいた方がいいでしょう。
社内恋愛の本当の大変さは別れた後に訪れる・・・
ここまでは、社内恋愛を続けているときに起こる様々なデメリットについて説明してきましたが、社内恋愛の最も大きなデメリットは、その恋愛が終わった後に訪れます。
筆者自身、社内恋愛が終わった後の大変さは身に染みていまして、ここからは、社内恋愛が終わった後、具体的にどんなことが待ち受けているのかということについて説明していきたいと思います。
社内恋愛で別れたけど・・未練があったツライ
恋愛が終わった後、フル方、フラれる方、それぞれが辛さを抱えたまま、終わりを迎えることになりますが、相手に対して未練が残っている方は、社内恋愛特有の「顔を合わせてしまう」という辛さがあります。
どんなにツライ別れでも、顔を合わせることなく過ごすことができれば、未練が残っていても、まだ感情的に救われることがありますが、顔を合わせてしまうと、色々な感情がその度に出て、辛くなります・・。
また、別れた相手が、他の同僚(自分と同姓の)と仲良くしているのを目のあたりにしたりすると、未練がある方としては、いたたまれない気持ちになるときがあります。
社内恋愛で喧嘩別れ・・周囲も気を遣うほど・・
恋愛している最中でも喧嘩していると、ピリピリしたり、ムカついたりと感情的な起伏が大きくなりがちですが、喧嘩別れで社内恋愛が終わると、その後の人間関係は、周囲の人間も巻き込んで悲惨なことになることがあります。
喧嘩別れのような”しこり”を残した別れ方をすると、別れた後、醜い中傷合戦やネグレクト(無視)、反対のため反対、など周囲もうんざりしてしまうことも少なくありません。
「あの二人だけは・・もうどうしようもない」
と呆れかえられてしまい、特に小さい会社だと社内の雰囲気が最悪と呼ぶにふさわしい雰囲気になったりすることがあります。
社内恋愛でフラれて・・リベンジのために大暴露?
社内恋愛後の関係がギクシャクするというのも大変ですが、筆者が耳にして驚いた別のケースでは、社内恋愛でフラれた方がリベンジのためなのか、別れた後に、何でもかんでも”大暴露”するということがありました。
過去やりとりした恥ずかしいLINEの内容から、社内で好きな人や嫌いな人のこと、また二人の秘密にしておくと約束していた話題や、さらに”夜”のことまで、まさに洗いざらい会社の同僚に喋ってしまったのです。
暴露された方は、社内でのイメージ悪化に耐え切れず、ほどなくして転職していきました・・・。
レアなケースだと思いますが、社内恋愛には、こんなデメリットもあります。
まとめ
「社内恋愛はやめた方がいい?社内恋愛のデメリットのまとめ」と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
筆者自身の経験も交えることで、よりリアリティを感じて頂けたのではないでしょうか。
アプローチを掛けられて、社内恋愛をしようかどうか迷っているという方の参考にして頂ければ、幸いです。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。
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