いわゆる富豪と呼ばれるお金を持っている人や稼ぐ人たちが、他人から必ず好かれるかというと、必ずしもそうでもありません。
むしろ、お金を持っているというだけで威張ったり、人を見下している人もいるので、好かれるどころか、嫌われている人も少なくありません。
一方、お金持ちの中でも、人徳があって周囲の尊敬を集める人も多いことから、お金のあるなしがそのまま、人の好き嫌いにストレートに直結するというわけではなさそうです。
では、お金にまつわることで人の印象に関わってくるとすると、どんなものがあるでしょうか。
まず考えられるのが、『お金にルーズ』でしょう。
いつもお金がないどころか、借金ばかりして、他の人に迷惑をかけている人は、当然ですが、印象が良いはずがありません。
また、入ってくるお金のほとんどを『遊び』に使ってしまい、友達の祝い事や緊急用の必要なお金も手もとに置いておかない…という状態は好印象とは言えません。
また、『お金にルーズ』の反対で『ケチすぎる』というのも考えものです…。
倹約家であるというのは素晴らしいことだと思いますが、友達とのお付き合いから、自分に対してまで、お金を貯めるばかりで、あまりにお金を使わない人は、やはりあまり好印象ではないでしょう。
お金は人を変えたり、動かしたり、ときには狂わせたり…と、人に大きな影響を与えますが、そのお金とうまく付き合っていくことが、自分だけでなく他人からの印象にも関わってくるということを頭の片隅に置いておきたいところです。
お金の使い方で、自分のためでもあり、周囲の理解や好意を得られやすい方法の一つに
「寄付」
があります。
大きな金額ではなくても、コンビニなどで機会を見つけて寄付を行うことは価値ある行為と言えます。
正確に言えば、経済学的な観点からは、全ての寄付行為が必ずしも上手く機能しているわけではありませんが(大量の救援物資による経済援助などは国によっては通常の経済活動を阻害することがあります)、多くの寄付は貴重な救いの手段になっていますので、寄付が賞賛される行動であるということにほぼ間違いはないでしょう。
寄付行為は、日常的に人に役に立てる行為であり、社会貢献への手立てでもあります。またそれを吹聴して回るのは決して褒められたものではありませんが、何かのきっかけで知られることになっても、賞賛されるべき行為です。
経済活動を通じて、あるいは寄付行為を通じての社会貢献は周囲からの理解や好意を集める有効な一つの方法です。