彼氏と別れたくない!とっておきの解決方法とは・・

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「どうしても!今の彼氏と別れたくない!」

悲痛とも言える心の叫びを筆者に伝えてきたシャレード編集部の女性スタッフのA子さん。

そんな悩める恋の子羊の声を受けて、今回はシャレード編集の男性スタッフが、彼氏と別れたくない!という女性のために、とっておきの解決方法をお伝えしたいと思います。

早速見ていきましょう。

ロス=失うということを彼氏に強く意識させる

ノーベル経済学賞を取ったダニエル・カーネマン教授は、人間の行動心理と感情を研究した権威として知られていまして、そのダニエル・カーネマン教授が発表した業績の中でも、世界的に有名なものの一つに「損失効果」と呼ばれるものがあります。(参考/Loss aversion -wikipedia-)

この効果は平たく言えば、人間は何かを「得る」のと「失う」のとでは、「失う」ことの方により痛みを感じやすいという人間の本能ともいうべき性質になります。

例えば、分かりやすい例で言えば、何かのゲームで「10万円を貰える喜び」と「10万円を失う痛み」を比べると、「10万円を失う痛み」の方が人間の意識には強く働くことになり、そして、人間は、それを回避するために、少しぐらい有利な条件のゲームであっても、ゲームそのものを”降りて”しまうということも少なくありません。

この損失効果は人間の本能に深く根差していますので、もし、彼氏から別れ話や別れを切り出されそうになっているときは、彼氏に「失うことの重み」を感じてもらえばいいというわけです。

具体的には、心を込めて作った手料理や彼氏の代わりにやってあげた家事、楽しかった二人だけの時間、献身的に尽くした優しさ、考えに考え抜いて選んだプレゼントなど、彼氏にこれまで注いだ時間や思い、それら”全てを失う”ということを彼氏に改めて、意識させるのです。

とは言え、押しつけがましく彼にそれを口頭で並べ立てて伝えるのは、逆効果だったりしますので、できれば、これまで彼氏にしてあげて感触のよかったものを少しずつ、もう一度”思い出してもらうかのように”、同じことをしてあげます。

そして、「そういえば、前にこの料理を作ったときも、美味しいって言ってくれたよね?」なんて言いながら、別れ=これを失うということへの意識を強化してあげるのです。

誰が言ったかは分かりませんが、「オトコはご飯のあるところに帰ってくる」という言葉は、食欲という根源的な欲求の他に、自分の口に合う料理を出してくれる女性を失うことができないということも示唆しているのかもしれません。

恋愛における確率と確実を極める

「でも、彼氏に別に好きな人ができたみたいなんだよね・・・」という方もいるかもしれません。

その彼氏にしてみれば、今の彼女と別れても=ロスしても、新しい彼女がいるから・・・その場合、ロスに集中させても、あんまり効果がないのでは?という見方もあるかと思います。

確かにその通りです。

しかし、そんな状況であっても解決方法がないわけではありません。

その一つが、人間が本能的に反応してしまう「確率」「確実性」です。

人間は、例えば、70%が75%になるのと、95%が100%になるのとでは、同じ「5%」ですが、感じ方としては、圧倒的に95%から100%を選好しやすいという特徴があります。(行動心理学の研究でも、多くの研究がこの結果の優位性を支持する結果を出しています)

つまり、新しい彼女と付き合うことの不安と期待、今の彼女と付き合っていくことへの安心感と確実性を比べたとき、人間の本能的には、後者にかなりの有利さがあるということです。

もし今の彼氏と別れたくないというのであれば、これまで付き合ってきた間に培ってきたはずの「安心感」を彼氏に感じさせることが、まず重要なポイントの一つになります。

「仕事で疲れている彼氏が週末に少し長く寝ていても、そっとしておいてあげる」

「自分だけの時間が欲しいという彼氏の気持ちを察してあげられる」

「好きな食べ物や苦手な食べ物を知っている」

などなど、付き合った相手だからこそ、分かっている彼氏の考え方や価値観を大切にしていることを、改めて言葉や行動で示すことで、「安心感」を彼氏に与えます。

そして、もう一つのポイントは95%を100%とまではいかないまでも少しでも確実性を増やすために、「自分の嫌なところがあったら、遠慮なく言ってほしい」と伝え、さらなる改善をほのめかすのです。

これまで、よほど関係がギクシャクしていたというケースを除けば、彼氏にとってみれば、付き合っている相手との安心感に加えて、これまで以上の快適さが加わるとなると、これほど心が惹かれることはありません。

現実と体験と記憶

人間は元来、良くも悪くも、忘れやすく、慣れてしまう生き物です。

恋愛も例外ではなく、付き合い出した頃のドキドキ感や新鮮さは、付き合う期間が長くなればなるほど、どうしたって徐々に少なくなってしまいます。

また、人間は本能的に、辛いことと、嬉しいことや楽しいことを等しく感じているわけではなく、別れの予感がやってくる頃には、何か象徴的な出来事がマイナスイメージとなり、それがそれまでの関係を帳消しにするほどの引き金になっているということは決して少なくありません。

まるで、それまで清廉潔白でクリーンな芸能人が、わずか1回の過ちでイメージを崩してしまうように・・・。

また、象徴的な出来事だけとは限りません。

人間は悲しいかな、嫌なことや辛いと感じることが長くなったり、回数が積み重なったりすると、本能的に、その状態を避けたいという気持ちが、どんどん強化される一方で、楽しかった思い出や嬉しかった思い出については、意図的に思い出そうとしない限りは、なかなか思い出そうとしません。

仕事の愚痴や恋人とのケンカの数と、楽しかった旅行の思い出話をする回数やベッドを共にする夜の回数を比べてみて、前者の数が多いと二人の関係は、どうしても別れが近くなってしまうのは誰の目から見ても明らかです。(実際に、ある離婚に関する統計では、離婚に最も影響がある有意な数値は”二人の夜”の回数という研究結果もあるほどです)

つまり、今の彼氏と別れたくない!というのであれば、少なくとも、そうした彼氏が辛いと感じる状態を作り出すことを避け、楽しかった記憶を積極的に思い出させ、そして、二人の夜をもっと大切にすることが重要になってきます。

まとめ

「彼氏と別れたくない!とっておきの解決方法とは・・」と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

彼氏と別れたくない!と考えている読者の方に少しでもお役に立てれば、幸いです。

最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございました!

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