家族や恋人との人間関係から考える転職と退職

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先に筆者は人間関係が原因で転職と退職を考えることは決して悪いことではないと考えています。

「どこで働くかより、誰と働くか」そして、「誰のために働くのか」という職業哲学があってもいいと思いますし、たった一度の人生、どんな理由であれ自分の人生ですから、自分だけの決断があっても全然いいと思います。

それでは、早速今回のテーマである「家族や恋人との人間関係から考える転職と退職」について考えてみたいと思います。

と、今回のテーマについて語る前に、「あなたにとって仕事と家族や恋人はどちらが大事でしょうか?」

筆者がそんな問いを周囲の人に振ってみたところ、意外にもみんな意見を積極的に話してくれました。

A君「そんなの比べること自体がナンセンスだ」

Bさん「そんなの家族や恋人に決まってるわ!」

C君「仕事をするために生きているんじゃない。生きるための手段の一つとして仕事があるに過ぎないんだから、
家族や恋人が大事です。」

Dさん「今の私は何より仕事が最優先。恋人はいないし、家族は大事だけど、よほどのことがない限り今は仕事
が大事ですね」

E君「昔は仕事一筋でした…。ただ、心の病を患ってからは、辛い時も支えてくれた家族、そして恋人が最も大
事な存在になりました。」

Fさん「家族と恋人の一択です。仕事はあくまで仕事です。」

一部の意見を抽出してみましたが、概ね上記のような意見が大半でしたが、仕事が最も大事!と答えた人はそんなに多くはありませんでした。

皆さんは、いかがでしょうか?

筆者はどの意見も一理あると思います。ただ、よほどの仕事好きでない限り、躊躇なく「仕事!」と即答できる人は実際のところ、それほど多くないのではないかと思います。

仕事と答えた人でも、「今は」といった期間限定のような印象があります。

自らの仕事を愛し、世界一の投資家としても名高い投資家ウォーレン・バフェットは「幸せ」の定義を問われ

「自分が愛する人に愛されること」

と答え

そして、従事している仕事について楽しいですか?と問われ

「自分が本当に愛してやまない人たちと一緒に、自分が本当に愛する仕事をしているのですから。」

と答えています。

まさに金言であると思います。

人はなぜ働くのでしょうか?

生きていくため?

幸せになるため?

家族のため?

ローンの支払いのため?

筆者はウォーレン・バフェットの言葉に全てが詰まっていると考えています。

自らの仕事を愛し、ハード・ワークが決して悪いとは思いません。むしろ、その恵まれた環境に、そして夢中になれる仕事に取り組める、恵まれた人生に賞賛を送りたいほどです。

ただ、家族や恋人の期待を裏切りたくないとか、ローンの支払があるからとかといった理由で、自分が興味を失い、とても愛情を注げないような仕事を嫌々続けるのであれば、転職や退職を考えるのも一つの方法なのではと思います。

例えば、親を安心させたいためだけに退屈な重厚長大な企業に勤め続けたり、恋人のために、渋々、好きでもない外資系の企業で働き続けていたり、などそういった例は挙げればキリがありません。

仮に、何か他にしたいことがないためにそこいるとしても、体裁や人の目を気にし続ける人生ほど勿体無いことはありません。それは、あなたの人生ではなく、他人の人生ですから。

愛する人のために働くのはとても素敵なことですが、愛する人のために自分を偽って生きるのは大変辛いものです。

家族や恋人のために本当の自分を知ってもらい、そして人生を共に過ごせればこれほど素晴らしいことはないと思います。

現状維持が必ずしも最良の決断とは限りません、そんなときは転職や退職を考えることも貴重な選択肢の一つであると思います。

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