あなたの周りにもいないでしょうか?恋愛そのものはすぐに始まるんだけど、なぜかすぐに終わってしまう人。ルックスだって人並みかそれ以上だったりするし、本人も恋愛だけじゃなく結婚にも前向きだったりするのに、なぜか恋愛が続かない人・・・。
実は、筆者の周りにも、数人思い当たる人がいます。そして、そんな恋愛が続かない「彼」や「彼女」にはある「共通点」が見えたりします。それが、「恋愛と損得勘定」です。
とは言え、恋愛はお互いの相性さえ良ければ、それでいいものだったりしますから、今までは恋愛が続かなかった「彼」や「彼女」も現時点でパートナーを見つけられていないだけに過ぎない可能性もあるので、最初にその点は断りを入れておきます。
では、恋愛と損得勘定について実際のケースを振り返りながら、見ていきたいと思います。
○女性Aさんの場合
特徴/とにかくプライドが高く、つきあう男性は2パターン。世間的な評価の高い企業に勤めている人か、代表取締役などの肩書きを持っていたりする人。
彼女の男性遍歴は、まさに損得勘定と形容するのがふさわしい打算的恋愛の数々で、日常的に「この前、○○に勤めている彼に○○に連れて行ってもらった(奢ってもらった)」や「○○に勤めている彼と最近、良い感じ♪」といった調子です。
筆者は最初のうちは、恋多き人で、ネームバリューがある人が好きな人なんだなぁぐらいの感じだったのですが、あまりにもそういったことが続くので、もしかしたら、これは違うんじゃないのかなと?つまり、彼女は自分という存在がモテル人であるということのアピールだけでなく、自分そのものがそういう人たちに認められている存在であることを周囲へアピールしているようなのです。
これは筆者の推測に過ぎなかったのですが、彼女からは、そういった趣旨の発言がどんどん出てきます。
「私ってなぜか、ああいう(有名な企業に勤めている)人たちから好かれやすいんですよね」
「ああいう(有名な企業に勤めている)人たちって私の予定をどんどん決めてくるので、困っちゃう(笑)」
と言っていたかと思うと、恋愛が終わると手のひらを返したかのように・・・
「ああいう(有名な企業に勤めている)人たちって頭が固い、話がつまらない、プライドが高い」
「ああいう(有名な企業に勤めている)人たちって、何か物足りない」
「ああいう(代表取締役など裕福な)人たちは最初だけ、基本的にケチなんだよね」
こういうことが凄い早いサイクルでどんどん回っていきます。
彼女の目的は、有名な企業に勤めている人や代表取締役のような肩書きを持った人たちから次々と誘われ、奢ってもらえること、そして、それぐらいイケてる自分を周囲に認めさせることなんです。
→ネームバリュー企業に勤めていること→周りの人へのアピール
→奢ってもらえる人→自分の財布のことが優先
筆者がその彼女にある時、
「どうして、そんな肩書きや奢ってもらえることにこだわるの?」
と質問したことがありましたが、
彼女の答えは
「え?じゃあ、それ以外に何のために恋愛するの? 自分が得しないような恋愛しても意味なくないですか?」
でした・・・。
いかがでしょうか・・・。筆者はその彼女とは2年ほど、職場がたまたま一緒だったのですが、彼女ほど損得勘定をムキ出しにした女性には前にも後にも会ったことがありません・・・。そして、その後の彼女がどうなったのかは分かりません。
一度だけ、偶然にも彼女を古くから知る人に出会って聞いたところでは、昔も今も恋愛では一方的に”振られている”ということでしたが…。
○男性Sさんの場合
特徴/ルックス良し、スタイル良し。時間とお金に非常に細かく、嫉妬深い。
彼は、ルックスもスタイルもいいものの、時間とお金にとにかく細かく、口癖が「そんな時間があったら・・・」「そんなことにお金使うぐらいだったら・・」といった感じです。嫉妬深いために、近い人の言動や行動に影響されやすく、近い人が自分よりハッピーだったりすると、それが面白くないといったタイプです。
そんな彼ですから、恋愛が始まっても、やたらと時間効率やお金の費用対効果のような考え方を恋愛に持ち込みます。
彼と付き合った彼女に聞いたところでは・・・
「彼って、何かあると、もったいないが口癖。それも、私とのデートの回数がだよ。別に、毎回外食したいわけでもないし、時間だって別に長時間なわけじゃないし」
また、別の彼女は
「彼はとにかく損得勘定で生きてる人だから、私のことはオンナとしては見ていても、”人”としては見てないって感じ。なんか恋愛してるって感じは全然なし」
筆者は、普段から接していたので、予想通りというか「やっぱりか・・・」といった感じが拭えませんでした。
【まとめ】
筆者は恋愛というプライベートな関係は、仕事や社会のような3人以上に渡って作りあげていく関係とは違い、2人だけ作り上げていく関係だけに、人の地の部分が出やすいと思っています。
そして、そんな恋愛が続く、続かないといった理由の一つには、独りよがりではない、相手への思いやりといった、古くから言われているような原始的な価値観が大事であると筆者は考えています。
そういった意味では、損得勘定というのはまさに自分にとっていかに得か、自分が損をしないことや、利することばかりを考えているに等しく、恋愛とはあまり相性がいい価値観ではないように思います。
実はビジネスに置いても、利他主義こそが巡り巡って自分の会社に実りをもたらすということを言う著名な経営者がいるぐらいですから、
恋愛においても、損得を抜きにして、二人の関係を作ることに集中するというのがいいのかもしれませんね。