営業、人事、マーケティングと国内外の企業を渡り歩き、何百人、何千人の心理をつぶさに見てきた”人ウォッチャー”の筆者が恋愛に本気になる男性心理の裏側を徹底解説!
まず、草食男子VS肉食男子、非モテVSリア充・・・など、近年の男性はそもそも恋愛をしたことがある人とない人の差が大きく、一口に男性心理と言っても、なかなか”一般的な”男性心理というのを抽出するのは難しい社会環境になりつつあります。
しかし、とは言いましても、男性の昔からある本質的な部分はそう簡単には変えられません。言い換えれば、男性本能や男性心理の”根っこ”の部分は、そんなに変化がないということです。
では、早速みていきましょう~男性が本気で恋愛にのめりこむときの心理~
男性は見た目にハマる
いきなりですが、美女と野獣という有名なミュージカルのように、いわゆるイケメンではない男性と、そのパートナーの彼女や奥さんが美人というケースは世の中に数えきれないぐらい例があります。
しかし、その逆のパターン、つまりイケメンの男性と美人でないパートナーという組み合わせは、美女と野獣の例に比べると圧倒的に少ないです。
場所はどこでもいいのですが、東京や名古屋、大阪、福岡などで一日、カップルを観察してみれば、すぐに分かってもらえると思います。
これが何を指しているかと言いますと、男性は”見た目”にハマるということに対して、本能的、心理的に抗しがたい何かを持っているということに他なりません。それが、プライドという心理的なものなのか、あるいは潜在的な男性本能なのかは分かりませんし、あるいはその両方かもしれません。
しかし、そんなことを言ってしまうと、美人でない女性にとって見れば、元も子も無いように聞こえるかもしれませんが・・・、ただ誤解して欲しくないのは、これはその男性にとって”タイプの見た目”であるかどうかです。
美人の定義は、色々あると思いますが、その”尺度”は男性によりけりです。別の言葉で言えば、美人という範囲がどれくらい広いか狭いかは、男性によって違ってくるということです。
筆者の個人的な経験から言えば、プライドが”高そうな”男性は美人の定義が狭い傾向にありますが、プライドがあんまり高くなさそうな人は、美人の定義が広い気がします。
そこに潜む男性心理は、あまり複雑ではなく、シンプルに自分が感じる”美人”という見た目にこだわっているからです。
そして、そういうプライド高い系の男性が、自分のタイプの美人な女性に恋をしてしまうと、本気で恋愛にのめりこむことが少なくありません。
つまり、プライド高い系の男性は、見た目にハマりやすく、自分好みの美人に会うと、恋愛に本気で夢中になりやすいということです。
考え方や価値観
上の見た目の話とは対照的に、恋愛に夢中になる男性心理を占うとき、パートナーである女性の考え方や価値観も重要な要素です。
人生や仕事、人付き合い、教育方針、お金の遣い方、ファッション、住まいなどあらゆる面で男性は、パートナーである女性の価値観や考え方が自分のそれとどう違うのを心理的、本能的に察知します。
なぜ、男性が本気で恋愛で夢中になるときに、パートナーの価値観や考え方を重視するのでしょうか?
それは、男性心理はある意味では打算的で、例えば、本気じゃない場合は、その価値観や考え方は重要ではなく、その時が楽しければいいのです。つまり、パートナーの価値観や考え方に関心がない男性心理としては、その女性との関係は”刹那的”な関係ぐらいにしか思っていない場合が多いのです。
逆に、男性が「この女性と長く付き合っていきたい!」と思った時は、その女性の考え方や価値観をスゴク重視します。”長く”付き合いたいと思うからですね。
ちなみに、男性心理としては、パートナーの価値観や考え方については、自分に近いか全く逆であることに惹かれることが多いです。
例えば、普段の生活も考え方も”いい加減”だったり、”テキトー”な男性の場合、自分とは反対で、よく気がついてきっちりした考え方や価値観を持った女性には、”自分にはない”という魅力を感じて、ハマったりします。
また、マメで几帳面な男性であれば、自分と同じような考え方や価値観を持った女性に対して、親近感をおぼえ、その考え方や価値観に共感を感じ、ハマってしまうことがあります。
しかし、ここで考えなくてはいけないのは、考え方や価値観は一朝一夕では変えられないものの、男性、女性ともに変化するものであるということです。年齢を重ね、環境が変われば、人の考え方や価値観は変化していきます。ですので、そうした価値観や考え方を二人がいい意味で影響を与えられる関係であるということが大事だと思います。
そう考えますと、男性心理としては、パートナーである女性と考え方や価値観について、相互に影響を与えて磨いていけるような関係を望んでいると言えます。
良妻賢母
男性が本気で恋愛にのめりこむときの心理として最も一般的かもしれないのが、この”良妻賢母”というバロメーターです。人間性が・・・という括りにしてしまうと、非常に抽象的になってしまいがちですが、その点「良妻賢母」を連想させる女性は分かりやすく、多くの男性を夢中にさせます。
良き妻であり、賢い母でもある。
男性心理として、これほど、本気で恋愛にのめりこむのに時間がかからないことがあるでしょうか。結婚したら、パートナーとして良き妻になりそうで、それでいて、家庭的な雰囲気を持ち合わせた賢い母であるとすると、男性が夢中にならないわけがありません。
女性からすれば、良妻賢母って・・・そんな風に思われるのも、実際に良妻賢母になるのも簡単なことじゃないし・・と思われるかもしれませんが、それは程度の問題でもあります。
良妻の程度は、その夫婦間によってばらつきがあるでしょうし、賢母にしても、何を基準にするのかといったところでは、はっきりとした基準があるわけではありません。
つまり、男の人によっても良妻賢母という”程度”にはかなり開きがあるということです。
女性が完璧な良妻賢母を目指す必要はありませんが、男性心理を掴む上で、良妻賢母をイメージしていくということは非常に価値あることだと思います。
行動、メール、言動
男性が本気で恋愛にのめりこむとき、その気持ちが行動や、言動、メールなどに表れるパターンとしては、大きく二つに分かれます。
一つ目はとにかく、慎重になる。
これは、男性心理としては、女性を大事にしたい!この恋を成就させたい!というときに表れ、緊張するタイプの人や、もともとシャイな人の場合は、実際に会っての行動や言動がガチガチになったりします。しかし、本人もそのことはよく分かっており、メールは早く、丁寧に返して来たりといった感じになります。
女性からしてみれば、「この人、本当に私のこと好きなの?」って思うかもしれませんが、デートの誘いや一緒に何かをしようと誘った場合、まず断られることがないので、分かりやすいと思います。
2つ目のパターンは、積極的になるパターンです。
これは分かりやすいと思いますが、とにかく猛アタックですね(^^;)
メール、電話、行動などあらゆる方法を使って、何とか連絡を取ろうとしてくるはずです。
勉強、仕事などの多忙さと恋愛
男性が一心不乱に勉強や仕事などに打ち込んでいるときに恋愛をできるかと言いますと、難しいことが多いです・・。
勉強や仕事に夢中になっているときには、男性は周囲のことが分からないぐらい、勉強や仕事に没頭しているからです。
しかし、勉強や仕事が一息ついたときやつきそうな頃は、男性が恋に落ちる絶好のタイミングです。
恋愛には、時間と心に余裕が必要ということだと思います。
男性が大切にしている価値観への理解
インターネットが浸透した影響もあり、多様な価値観や考え方が認知される時代を迎え、ある意味では現代は「オタクの時代」になったとも言えます。
電車、スポーツ、ゲーム、キャンプ、デジタルデバイス、釣りなどなど、昔から男性が”ハマり”やすいものもあれば、現代人ならではといったものまで、実に様々な趣味嗜好があります。
そして、それぞれの男性が大事にしている「価値観」に対して、女性が理解を示してくれるということは、女性からの敬意や共感を感じやすくなり、その後、その女性に夢中になってしまうというパターンは決して少なくありません。
哲学者のニーチェは、次のような名言を残しています。
-男の幸せは「われ欲す」、女の幸せは「彼欲す」ということである。-
男性は自己承認欲求が満たされると、恋愛に夢中になりやすいという言葉を端的に表した名言だと思います。
まとめ
男性が本気で恋愛にのめりこむときの男性心理、いかがでしたでしょうか。男性は、非常に分かりやすい生き物です。逆に言えば、男性の行動や、言動を深読みしてもあまり意味はないかもしれません。
ただ、男性は結婚となると、意外に打算的になったりします。結婚を前提にした恋愛や・・・あるいは、将来的には結婚もという場合は、その男性にとっての良妻賢母をイメージし、それに生き方をあわせていくというのは、ゴールに近づく方法かもしれません。
最後になりましたが、今回ご紹介した男性心理については、必ずしもすべての男性に当てはまるわけではありませんが、表面的ではなく、”根っこ”に触れたつもりです。読者の方に少しでも参考にしていただければ幸いです。