大学から社会人となった今まで、何度となく合コンや恋人探しの場をセッティングしたり、恋愛相談を受けてきた筆者。
そんな相談の中に、「モテる男性を落とす方法ってあるの?」という相談を何度か受けることがありました。
相談してきた女性が、その男性の好みのタイプだったり、脈ありそうだったら、「普通にアプローチすれば、全然大丈夫だよ」ということを伝えてきましたが、ただ、ライバルが多かったり、脈なしという場合には、敢えて「落としにいかない」逆張り作戦もあるということも伝えてきました。
逆張り作戦は、先に断っておきますと、成功率こそ決して高くないものの、その作戦が見事ハマると、奇跡的に恋が成就したなんていうこともあったりする作戦で、先日も、その逆張り作戦を伝えた、ある女性から、「作戦成功したよ~!」というメールを貰ったところです。
今回は、そんな、モテる男を落とすために、あえて「落としにいかない」逆張り作戦について、説明していきたいと思います。
モテる男は、女性に言い寄られるのに慣れているという現実
人間は、どんな環境であっても、自分が置かれている環境が”当たり前”になってしまうと、それが日常となり、いつしか、その環境に対して、特別な感情が起こりにくくなるという特徴があります。
例えば、プリンストン大学のノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマン教授がアメリカのギャラップ社とアメリカ人45万人を対象に行った調査では、年収7万5千ドル(日本円で年収約750万円)を超えると、それ以上、年収が増えても、それほど幸福感が増えないということが明らかになっています。
参考文献/貨幣の「新」世界史――ハンムラビ法典からビットコインまで
これは、モテる男性にも同じことが言えまして、日常的に女性に言い寄られる機会が多い男性は、ある一定数を超えると、喜びを感じなくなってしまうのです。
つまり、女性に言い寄られることそのものに対して、”免疫”がすっかりできてしまっているということを大前提として理解しておく必要があります。
正攻法では差別化できない・・小手先のテクニックでは逆効果・・
モテる男性に免疫ができているということは、裏を返せば、よほど、そのモテる男性のタイプか、何か特別な偶然に恵まれたりしない限りは、モテる男性に普通のアプローチを仕掛けても、その他大勢の女性の一人ぐらいにしかカウントされないという現実が待っているということになります。
となりますと、モテる男性の気を引き、心に揺さぶりをかけ、恋愛へと発展させていくには、正攻法では差別化ができないということになります。
また、小手先のテクニックで中途半端な駆け引きを仕掛けても、モテる男性にとってみれば、”メンドクサイ女”で終わってしまうという可能性もありますので、小さな変化でモテる男性を落とそうとするのは、最も避けた方がいい方法になります。
正攻法も×、小手先のテクニックも×・・・、そこで、選択肢として考えられるのが逆張り作戦になります。
逆張り作戦の正体
人が恋愛に落ちる典型的なパターンとしては、相手と自分がいて、二人の感情が惹かれあい、そして、いつしか恋に落ちるというものですが、逆張り作戦の本質は、自分と相手”以外”に焦点をあてるという作戦になります。
「どういうこと?」と思われるかもしれません。
先ほど、説明したようにモテる男性は、その見た目や雰囲気、あるいは仕事ぶり、トーク、スタイル、ファッション、歌が上手いなどのモテる何かの理由があって、女性にモテているわけです。
しかし、それは、他の女性の目に耳にも、心にも同じように映っているのです。
つまり、他の女性の誰もが感じているところに、集中していては差別化ができないのです。
見た目が良くてモテてる男性に、「イケメンだから好きになりました」と告白しても、何の印象も与えることはできないでしょう。
では、どこに焦点をあてればいいのか、ここが最も重要なポイントになります。
それは、モテる男性が、なりたい自分、憧れている自分、夢見ている自分など、その男性の「現在の姿」ではなく、「将来の姿」にスポットをあてるのです。
オシャレな彼は、今のアパレル関係の仕事で出世したいのかもしれない、仕事ができる彼は将来、起業を考えているのかもしれない、スタイルのいい彼は、もっと承認欲求を満たしたいのかもしれない。
そんな風に、今の彼ではなく、将来の彼にフォーカスするのが、逆張り作戦の本質になります。
男は、とりもなおさず、ロマンチックな生き物です。
どんなに冷めた男性でも、将来の自分の姿に対しては、何らかの希望を胸に日々、生活を送っていますし、また、それを応援してくれたり、支持してくれる女性に対して、好意を持つことさえあれ、気を悪くすることはまずありません。
そうした男性の夢見がちな心に光をあてることにより、他の女性とは違うアプローチが可能になってくるというわけです。
逆張り作戦の実践
逆張り作戦の本質を踏まえた上で、ここからは、実際に逆張り作戦の実践をしていく上での戦術について見ていきたいと思います。
〇世間の逆をいくことを恐れない
一般常識で考えると、おかしいと思えるようなことでも、男性によっては持論を持っている男性は意外に、少なくありません。
そして、それに対して、一般常識的な観点で反対したり、受け流したりするのではなく、むしろ、支持に回るというのは、男性の好意を引き出す最も有効な方法の一つです。
非常に興味深かったケースとしては、「結婚には興味がない」と語っていた男性に、ある女性が「私もそう思う。フランスみたいに事実婚のような形がもっと社会にも認知されればいいのに」と同調していたところ、ほどなくして、二人は付き合うことになり、数年後、なんと結婚してしまったということがありました。
世間一般の常識に逆らってでも、将来の姿に同調するという作戦がこれ以上にないくらい、見事にハマったケースでした。
〇賛否両論があるときに支持に回る
男性が例えば、起業したい、転職したい、プロを目指したいといった言葉を口にして実行に移すのは、どんなことでも簡単ということはありません。
また、状況によっては、賛否両論あることも多いでしょう。
そして、そんな男性が将来に向かって賛否両論があることを口にするときは、それを応援し、彼を支える大きなチャンスです。
どんなに大胆で勇気がありそうな男性でも、その内実は小心者です。
そして、自分が苦境に立たされていたり、新しい挑戦をするときに、応援してくれる人は、とても貴重な存在です。
〇あえて叱咤激励をする
逆張り作戦の本質は、彼の将来の姿にあるということを説明しましたが、彼が何か後ろ向きになっていたり、弱気になっているときには、叱咤激励するというのも方法の一つです。
彼と恋に落ちたいのに、叱咤激励するなんてやりすぎじゃない?と思うかもしれませんが、モテる男性から気を引くためには、そこまで踏み込まないと差別化できないと考えておいた方がいいでしょう。
まとめ
『モテる男を落とす方法には「落としにいかない」という逆張り作戦もある』と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
一般的な恋愛テクニックでは決してありませんが、起死回生の作戦を探していたという女性の方に、少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございました!