好かれる人と清潔‏感

清潔感は大事!

清潔であることが、好印象につながることは、おそらく多くの人が同意するのでは…と思います。

しかし、常に清潔感をキープすることは簡単なことではありません。

特に一人ぐらしの独身男性陣にとっては、身のまわりからオフィスや学校のデスク、寝室、トイレ、自分の部屋、リビングなどを常に清潔にしておくには、こまめに整頓や片付けをして、掃除をする必要があるので、大変です。

例えば、身の回りのお手入れのポイントをいくつか挙げてみます。

○髪の長さ
○爪の手入れ
○ヒゲ
○匂い
○歯
○鼻毛
○耳
○目
○服装
○眉毛

まだあるかもしれませんが、身の回りのチェックポイントだけでも、パッとこれだけのことが思いつきます。

では、なぜ清潔であることが、それほど印象に関わってくるのでしょうか。

様々な原因が考えられますが、そのうちの一つにコミュニケーション力があるかもしれません。

コミュニケーションにおいて、言葉そのものが果たす役割はそれほど重要ではなく、むしろ話し方や声のトーン、視線、身振り手振り、身なりなどが約七割を占めるというのはご存知の方も多いと思います。

ということは、清潔感のない人は、コミュニケーション力という意味では、おおいに減点されてる可能性があるということです。

会社で学校で、プライベートでコミュニケーション力が欠かせないというのは、多くの人が感じていると思いますが、まさか清潔感の無さがコミュニケーション力の一つとして減点対象になっていると実感している人がどれだけいるでしょうか…。

清潔感のないことが自己管理能力まで疑われてる可能性があるということも…。

言葉を伝える力を磨くことはもちろん重要ですが、コミュニケーション力をあげるためには清潔感を磨くことも同等かそれ以上に重要で、引いては、それが印象へと繋がっていきます。

あのナポレオンは次のような名言を残しています。

「人は制服のとおりの人間になる」

これは周囲の人間も自分自身も、例えば、スーツを着れば「社会人」として見られ、また警察官の制服を着れば「警察官」として見られることにより、その通りの「人間」になっていくという意味です。

清潔感を心がけている人は、そうした意識で自分の手入れを行うことにより、清潔感のある人間に近づき、そしてそれがその人の「一部」であり、そういう人間性であると周囲からやがて見られるようになります。

実は、人が見た目で判断されるという顕著な例があります。

アメリカの裁判で、美男美女と判断して差し支えない人が受けた判決とそうでない人が受けた判決では、美男美女のほうが「有利な」判決が下されたことが多いという複数のデータがあります。(そうでないケースももちろんあります。)

(参考資料/「Is Justice Really Blind?–The Influence of Litigant Physical Attractiveness on Juridical Judgment」/Richard A. Kulka1,Joan B. Kessler2)

また、外国では得票数に有意に差が出るということで、政治家が整形をすることが少なくない国もあるぐらいです。

清潔感やビジュアルが周囲の好意を集めるというのは、科学的にも証明されているということになります。

 

スポンサーリンク