人間は、ひとりひとりという単位では、決して強い生き物ではありません。
どんな人であってもそれなりの年数を生きていると、なぜ私だけが?と疑いたくなるほど不運な環境に身を置かざるを得なかったり、学校や職場で大きなミスをしてしまったり、また思いを寄せていた異性に振られたり・・と、「ネガティブ思考になってしまった・・」という経験があるのではないでしょうか。
そこで今回は、「普段からよくネガティブ思考になってしまう・・」、「ちょうど今、失恋して・・ネガティブ思考になっている」といった方のために、ネガティブ思考改善のための方法をご紹介したいと思います。
筆者はこれまで何度も、ネガティブ思考に陥って、立ち直って・・・を繰り返しているのですが、その中から実際に効果があったものを、「マイナスをプラスに変える克服力」と題して説明します!
では、早速みていきましょう。
1.健康な肉体と健全な精神
健康な肉体に必ずしも健全な精神が宿るかどうかは分かりませんが、ネガティブ思考を心に抱えたまま、部屋で一人でじっと、悶々としていても、なかなかその思考を改善するのは難しいです。
健康な肉体・・とまではいかないですが、カラダを動かすという点で、筆者が実際に効果があったものを挙げてみます。
○カラオケで失恋ソングを大声で歌いながら、泣けるだけ泣く。
○各駅停車の電車などで行くあてもなく、見知らぬ土地へ次々に足を運んでみる
○ひたすら走る。ひたすら歩く。ひたすら泳ぐ。(どれか一つでもいいと思います。)
○サッカー、野球、バスケ、テニス、ボウリング、卓球など複数人でスポーツをする。
○ヨガやストレッチをする
筆者は、恋愛でネガティブ思考に陥っているときはカラオケ、仕事でのネガティブ思考改善は走ったり、スポーツ、人間関係はストレッチといった感じで使い分けていたりします。
2.勇気をもらえそうな映画や本に触れる
ネガティブ思考改善に一役買ってくれるものとして、おすすめが映画や本です。
映画1本や本1冊という感じではなく、映画数本、本数冊といった形で、どんどん見たり読んだりしていくことをおすすめします。
ディズニー映画、アクション映画、スポーツ映画、小説、ノンフィクション、コメディなど前向きになれそうな映画や本を片っ端から見ていきましょう。(以前から気になっていた映画や本とかは絶好のチャンスです)
筆者は映画や本を通して、泣いたり、笑ったり、驚いたり、共感したりと感情移入する方向を強引に変えてあげることで、ネガティブ思考をポジティブな方向に持って行っています。
3.環境を変える、習慣を変える。
ネガティブ思考が日常化してしまっている人におすすめしたいのは、環境や習慣を変えることによるネガティブ思考改善という方法です。
ネガティブ思考が日常化してしまっている場合、よくあるケースとしては、テレビなどを見て、一時的にネガティブ思考が改善されても、いつの間にかまたネガティブ思考に・・というケースです。
これは、ネガティブ思考そのものが日常化してしまっていますので、思い切って、環境や習慣を変えてみます。
たとえば、
○テレビを見る時間やネットをダラダラと見ている時間に制限をかける
○部屋の模様替えをする
○悪口や愚痴を人前で言わないようにする
○早く寝て、早く起きる
○思い切って引っ越す
こうした環境や習慣を変えるというのは、大変労力が必要となりますし、ときにはお金だって必要になったりします。
しかし、現状を良しとせず、半歩でも一歩でも前に進もうとする前向きな気持ちを気持ちだけで終わらせず、現実に変化を加えることが重要です。
そうした小さな現実の変化を積み重ねることで、小さな達成感が生まれ、そしてやがて、それがネガティブ思考改善へと繋がっていきます。
4.食べる。話す。打ち明ける。
人間は、山奥に住む仙人でもない限り、一人で生きていくのは、なかなか難しいものです。
現代の社会に限ったことではありませんが、時には人に頼り、人に甘えるということも、お互いが支えあいながら生きていく社会という大きな枠組みで考えた場合は、自然なことです。
自分のネガティブ思考について話すことをためらう気持ちや、また、些細なことで悩んでいることを打ち明けることを、相手はどう感じるだろう?などと思うことがあるかもしれません。
しかし、心を開いて話すことができる友人や仲間に話すことは、もしかすると相手の人があなたの力になりたいと考えている場合は、絶好のコミュニケーションを深める機会でもあるのです。(相手が逆の立場で悩んでいるときは、是非、あなたが力を貸してあげましょう!)
コミュニケーションは、心を開いて、お互いの胸の内を明かすことで、より実りのあるものになることが少なくありません。
心が通じ合った人と、ご飯を食べながら、じっくりと対話をして、自分のネガティブ思考を打ち明けることで、ネガティブ思考改善に繋がることも少なくありません。
ただし、注意をしなくてはいけないのは、甘えすぎたり、頼りすぎは関係を悪化させかねませんので、会話の中で得られたアドバイスや意見を生かしつつ、建設的な関係を築くことを心がけましょう。
5.ネガティブ思考とともに
ここまで、ネガティブ思考を改善する方法について進めてきましたが、最後は、ネガティブ思考を受け入れ、共存していくという考え方について説明したいと思います。
受け入れる?共存?というと、矛盾を感じる方もいるかもしれませんが、歴史に表と裏があったり、コレステロールに悪玉コレステロールと善玉コレステロールがあるように、思考もポジティブ思考だけがあれば、ネガティブ思考そのものを無くしてしまえばいいというのは、それはそれで筆者は危険だと思っています。
いつもポジティブ思考であるのは素晴らしいことですが、受験、仕事、出世、育児など社会を生きていく上で、いつもいつもポジティブ思考だけで乗り切れるかというと、筆者は難しいと思います。
筆者はどんな前向きなプランであっても、それを成功させて実りのあるものにするためには、厳しい現実を直視して、ネガティブチェックも必要だと思っていまして、「ここがダメだったらどうしよう?」「あそこが上手くいかなったらどうなるだろう?」と敢えてネガティブな思考を持つことで、よりプランが磨かれると思います。
つまり、冷静に見つめるためのネガティブ思考は、「何とかなるだろう」と考えるポジティブ思考を現実に叶えるために、ポジティブ思考を陰ながら支えているというわけです。
【まとめ】
「ネガティブ思考改善!マイナスをプラスに変える克服力とは~5選~」と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
ネガティブ思考の改善に少しでも役に立てれば、幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!