失敗したくない!告白のタイミングと言葉選び

失敗したくない!告白のタイミングと言葉選び

自分の胸に秘めた想いをありったけの勇気を振り絞って伝える「告白」

告白にも色々な告白がありますが、中でも大好きな人へ愛の告白となると、

「あっさり、断られたらどうしよう・・・」
「馬鹿にされたらどうしよう・・」
「他に好きな人がいるって言われたらどうしよう・・」
「じゃあ、とりあえず友達から・・って言われたらどうしよう・・・(それでも嬉しい!)」
「いきなり付き合うことになったら・・・(最高に嬉しい!)」

など、少し考えるだけで、悲喜こもごもの感情が交錯して、告白する前から、胸が締め付けられるという人も少なくないのではないでしょうか。筆者自身も実際に、過去、何度か好きな人へ告白をして、成功もありましたし、失敗もありました。

筆者は、緊張しやすいタイプで特に好きな人の前になると、冷静さを失ってしまって、当初の告白のイメージとは全然違う告白になってしまって大失敗!という笑えない告白の経験もあります(笑) そもそも緊張しすぎて、告白ができなったなんてこともありました・・。

そこで、今回は伝え方を失敗しない告白をテーマに、筆者がプライベートやビジネスで活用している行動心理学などを参考にしながら、告白のタイミング、言葉、告白した後の気持ちの持ち方まで、「告白」について、色々とまとめてみたいと思います。(筆者の苦い経験も少し交えながら・・)

では、早速見ていきましょう。

〇告白を決意する!それとも、告白できない?

告白って、どんな人でもこれまで胸の中で秘密にしてきた想いを、好きな人へ伝えることになるので、程度の差はあっても、緊張しないという人はまずいないと思います。

では、告白を決意する人、告白ができない人の差は何でしょうか。

筆者もこれまで、「告白しようかどうか悩んでいます・・」という人の相談を何度か受けたことがありますが、告白できない人の結論は、実はほぼ同じです。

「傷つきたくないし、フラれたり、関係がこじれてしまうぐらいだったら、片思いの今のままの方がいいかも・・・」

相手にすでに恋人がいたり、場合によっては既婚者だったり、相手が恋多き人だったり・・・、色々なパターンがありますが、シンプルに告白する側の意見を整理すると、ほぼ上のような意見になります。

相手が既婚者だったり、告白を考えている相手の恋人が自分の親友だったりする場合は、その後のことも考えたりすると、「告白」そのものが、色々とリスクを伴うことも少なくありません。

しかし、筆者はそれでも、想いは出来るかぎり伝えた方がいいと思っています。なぜなら、人間が後悔するのは、「自分がしなかった」ことについてだからです。

ある心理学者が高齢者を対象にした調査で、「人生で最も後悔したことは?」を研究したところ、最も多かった回答が

「あの時、行動すれば良かった」

というものでした。

また、行動経済学では「損失回避性」という概念がありまして、平たく説明しますと、無理をして行動を起こした場合と行動を起こさなかった場合では、

「行動を起こさなかった場合の方が長期に渡って、後悔が続く」

というものです。(ちなみに無理をして行動を起こした場合は、短期的には後悔しますが、徐々に後悔は薄れて、長期的には後悔がなくなります)

つまり、行動を起こさなかった場合の方が、後になって後悔することになる可能性が高いということです。

筆者自身も過去に、告白(好きな人への告白以外も含む)をし損ねたことが何度かありましたが、ずっと心のどこかに引っかかっていました・・・。

相手が既婚者の場合など、後先を考えない「告白」は積極的にオススメしませんが、その場合は、墓まで持っていくという覚悟が必要だと思います。

作家の村上春樹さんは「世界中の墓は秘密だらけ」と言われてましたが・・・(笑)

〇告白のタイミング

筆者は告白のタイミング=時機はとても大事だと思っています。

どんな人間関係にも、まるで海のように波が高くなったり、低くなったりするときがあるように、例えば、相手が勉強や仕事、家庭の事情でバタバタしていたり、また、体調が思わしくなかったり、花粉症で辛そうなときなどは、「告白」するタイミングとしては、適切ではありません。

では、タイミングはどんな時を選べばいいのでしょうか。

1.好意の御礼は絶好の告白のタイミング

専門的な言葉になりますが、社会心理学に「返報性のルール」という国境を越えた人類に共通するルールがありまして、これは平たい言葉で言えば、人に何かをしてもらったときは、御礼をするというごくごく当たり前のルールのことです。

この常識的なルールに従うということは、別の見方をすれば、極めて”自然体”ということになります。

「この前の御礼をしたいと思ってるんだけど、少し時間をもらえる?」
「いつもよくしてもらっている御礼を考えています。今度ご飯でもどうですか?」

告白するという行動は、日常的に行うような行動ではありませんので、どうしても不自然さが伴いがちです。それが、返報性のルールとセットにして行うことで、不自然さが少し緩和されるという効果が期待できます。

筆者自身の経験からも、他の人にこの方法を進めた結果からも、告白のタイミングとしては、とても良いタイミングであることを実感しています。

2.告白の季節?

上でも少し触れましたが、告白をするときのタイミングは、相手の状況がとても大事です。

例えば、真冬は風邪をひいたり、インフルエンザにかかったりと体調を崩しやすい季節ですし、春は花粉症に悩まされたり、新生活の準備などでバタバタしたりといった季節なので、相手のことをしっかりと考えることが肝心だと思います。

真冬や春がタイミングとしては、悪いというわけではなく、そのタイミングで告白するときは、相手のことをよく観察しましょうということです。

また、一方で、何かの変化の後は、告白のタイミングとしては、悪くなかったりします。

厳しい寒さを超えた春先や、暑い夏を超えた秋口は、心理学でいう抑圧からの解放で、より前向きになれる可能性が高まります。(寒さや暑さへの感情は人それぞれですので、告白する相手をよく知っておく必要があります)

3.アストロジー(占星術)

最後は、少し気軽に読んでもらうためのおまじない?のような感覚で読んでいただければと思います(^^;)

筆者は非科学的なことには関心が薄いのですが、アストロジー(占星術)の中でも、月=満月と新月については、人の感情に与える影響などで人智を超えた何かがあるのでは・・と少し考えてしまうことがあります。

満月と新月との関係が言及されているものの中には、統計的な裏付けがないものも多いですが(例えば出産など)、地震や海の満ち引き、株価などには、関係があると考えている人もいます。

満月や新月の前後は、人の感情が高ぶりやすいタイミング?という仮説を前提にすると、感情を伝える=告白のタイミングとしては、面白いタイミングかもしれませんね。

〇告白の言葉

大好きな人への告白の言葉は、告白という行為の中でも最も頭を悩ますポイントの一つです。

「深く考えずに、ストレートに伝えるべきかな・・・」
「あまり重くならないようにさらっと言うべきかな・・」
「そもそも対面じゃなくて、電話でとかメールとかSNSとかの方が文章の方がいいのかな・・」

などなど。実に悩ましいところだと思います。

中には、言葉を口に出すのではなく、抱きしめたり、キスといった言葉以外の行動で伝えるという選択肢を考える大胆な人もいるかもしれません。

告白の言葉を考えるということは、このように頭を悩ますポイントですが、筆者は、告白の言葉そのものを考えると同時に、自分自身への問いを整理することが肝心だと思います。

大好きな人への告白となりますと、言葉の選び方としては色々ありますが、欠かせないポイントとしては

「好きであること」
「今後の関係について(例えば、付き合いたい!まずは友達から!など)」

の2点に集約されると思います。

そこから、さらに、一歩踏み込んで、じゃあ、告白を考えている人のどこが好きなの?を先に考えておくと、より気持ちの整理とともに、告白に具体性が出てきます。

「顔が好き」
「雰囲気が好き」
「目が好き」
「優しくしてくれるところが好き」
「知的なところが好き」
「運動神経がいいところが好き」
「責任感があるところが好き」
「思いやりがあるところが好き」
「情熱的なところが好き」

など告白する相手のどこが好きなのかということを洗い出してみると、より告白の言葉選びもしやすくなってくると思います。

なお、こうした洗い出しは、口頭での告白以外にも、電話、SNS、メールなどでの告白でもきっと役に立つと思います。

〇告白した後の返事待ち

ありったけの勇気を振り絞って告白した後、結果がすぐに分かるかというと、そんなことはなかったりします。

相手に恋人がいたり、既婚者の場合はなおさらです。

「考えさせてほしい・・」
「時間が必要・・・」
「即答できない・・」

などなど。

返事を待っているときは、「相手は迷っているのかな・・」「ダメかも・・」「いつまで待てばいいんだろう・・」考えれば考えるほど、期待と失望が交互にやってきて、ドキドキです。

筆者も同じような気持ちを何度も味わってきましたが、ある時から、こんな風に考えるようになりました。

「今までこんなに好きだった気持ちをやっと伝えることができた。フラれても、しばらく前の片思いになるだけだし、少なくとも行動を起こすことができた」

〇まとめ

伝え方を失敗しない告白の仕方と題して、記事をお届けしましたが、いかがでしょうか。

告白して、もし、フラれたら…?

仮にフラれた場合、現実を受け止めて、一人旅に行ったり、海や山や川といった自然と向き合って叫んだ後に、諦めるのも有りだと思いますし、やっぱり諦めきれないという場合は、もっと自分を磨いて再チャレンジというのも有りだと思います。

また、告白後に付き合うことができた場合は、これほど素敵なことはないと思います!

今回の記事が、読者の方の「告白」に少しでも役に立てればこれほど嬉しいことはありません。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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